皆さん、こんにちは。GO CANADA留学センターです。
カナダ留学を含めて、英語圏で非ネイティブスピーカーがカレッジや大学・大学院留学をするために必要となってくるもの…。
そう、英語力の証明です。
英語を学ぶ語学学校ではなく英語で学ぶカレッジや大学では、授業についていけるだけの英語力を何らかの形で証明しなけばいけません。その際の一つの手段がさまざまな機関が提供している英語熟練度を測る英語検定です。(英語ではEnglish proficiency testと表現したりもします)
ちなみに、語学学校の用意しているPathwayプログラムも大学やカレッジ進学に使える英語力証明のひとつです。Pathwayプログラムはまだ英語力が入学要件には満たないものの、プログラムを終えることで英語力を証明できるようになる、という形で各語学学校がカレッジや大学と提携しています。
今回のブログでは、カナダ留学に使えるいくつかの英語検定をピックアップし、それぞれの英語検定の特徴などを比較してご説明したいと思います♪
カナダ留学に使える英語検定比較
メジャーな英語検定+α 3選
英語圏での多くの大学・カレッジで使用できて、日本でもメジャーな英語検定がこちら。
- TOEFL
- IELTS
どちらも過去に留学した方や現在海外留学を考えている方なら1度は聞いたことのある、国際的に有名な英語検定です。
もちろん、カナダでもこの2つはほとんどの大学・カレッジが英語力の公的な証明として採用しています。
この2つの英語検定に加えてもうひとつご紹介したいのが
- Duolingo English Test
という比較的新しく、とてもユニークな英語検定です。上記の2つ検定と比べて便利な点も多くあるのですが、まだ新しく受験する方の中での認知度は低めかもしれません。
それではまず、3つの検定を表で比較していきましょう!
留学に使える英語検定の比較表
TOEFL | IELTS | Duolingo English Test | |
受験方法 | 試験会場or自宅での コンピューター受験 | 試験会場での 筆記試験or コンピューター受験 | 自宅での コンピューター受験 |
予約 | 必要 | 必要 | 不要 |
受験料 | US$245 ※予約日などにより 変動の可能性有 | 25,380円(税込) | US$49 |
試験時間 | 約3時間 | 約3時間 | 約1時間 |
結果確認 | 受験日から6日後 | 受験日から ・筆記は13日後 ・コンピューターは 3-5営業日後 | 試験終了から 48時間以内 |
有効期限 | 2年間 | 2年間 | 2年間 |
※2021年5月時点での情報です。
こうして比べてみると、IELTSとTOEFLは受験料や試験時間など、似ている点が多いのが見て取れると思います。一方で、新しい検定のDuolingo English Testは様々な点が他2つと異なっています。
ですが3つの英語検定とも、有効期限が2年間というのは同じのようです。
次はそれぞれの検定の特徴をご説明しますね。
それぞれの英語検定の特徴
TOEFLの特徴
正式名称はTOEFL iBTという英語検定で、TOEFLというのはTest of English as a Foreign Languageの略です。この名称の通り、アメリカに限らず英語圏への進学や交換留学を目指す非ネイティブスピーカー向けの内容に特化した試験内容となっています。
アメリカ発祥の英語検定で、120点満点で英語力を測ります。
TOEFLの一番の特徴は名前の中のiBT、つまりInternet-Based Testingにあるように、紙ベースの試験は用意されておらず、コンピューターを用いて試験が行われることです。受験者は試験会場までは行くものの、試験は紙ベースではなくパソコンで行われます。
また、2020年からは新型コロナウイルスの影響を加味し、2021年5月時点でも自宅にて自身のパソコンでの受験も受け付けるようになっています。ただ、自宅受験といってもいつでも受けられるわけではなく、定められている受験可能な時間を事前に予約して試験を受ける形になりますのでご注意ください。(詳細はTOEFLの自宅受験専用ページにて動画付きで紹介されています。)
IELTSの特徴
IELTSはInternational English Language Testing Systemの略称です。ケンブリッジ大学英語検定機構と、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationによって協同で運営されているイギリスで生まれた英語検定です。IELTSの試験にはAcademicとGeneral Training、さらにはIELTS for UKVIという合計3種類のモジュールが用意されています。試験結果をもとにIELTSでは0から9までのスコアで英語力を測ります。
IELTSの特徴としては、用途に合わせた試験が用意されていることです。
AcademicはTOEFLと同じくイギリスに限らず英語圏のカレッジ・大学・大学院などの高等教育機関への入学を目指す為、General Trainingは英語圏でのビザ申請や仕事・生活の為、IELTS for UKVIはイギリスでの学生ビザなどの申請の為にそれぞれ使用できる英語力の公的証明になります。カナダのカレッジや大学、大学院留学を目指す場合にはIELTSならAcademicのスコアが必要となってきます。
ちなみにイギリスのビザ申請においては、現時点ではIELTSのみが公式な証明として認められているそうです。
Duolingo English Testの特徴
Duolingo English Testは英語学習アプリなどのサービスを提供しているアメリカの企業Duolingoが運営する英語検定で、160点満点で英語力を測ります。
2014年から始まった新しい英語検定ではありますが、新型コロナウイルスの影響で試験会場まで行く検定の実施が地域によっては難しいという影響もあり、カナダでも現在は多くの教育機関がこのDuolingo English Testを公式の英語力証明として採用しています。
Duolingo English Testの特徴はまず試験会場に足を運ぶことがない完全なオンライン受験となること。必要な環境を整えることができれば、自宅のパソコンなどの端末で予約をしなくても好きな時間に試験を受けることができます。
受験料もお手頃、かつ試験時間も比較的短いので、何度も挑戦したいという場合にも受けやすい英語検定です。
Duolingo English Testの利点についてはInstagramにもまとめましたので、あわせてご覧ください♪
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ただ新しいテストだからなのか、Duolingoが公式で出しているIELTSやTOEFLとのスコア換算表と比べると、教育機関側がDuolingo English Testでは少し高めの基準を設けていることが多いイメージではあります。
例えばカナダ、トロントの公立カレッジであるGeorge Brown CollegeのDiplomaプログラムを受けるには、TOEFLでは全体で80のスコアまたはIELTSは全体で6.0が基準ですが、Duolingo English Testの場合は105となっています。Duolingo English Testの公式サイトで確認すると105というのはTOEFLなら80-85またILETSなら6.5となっているので、少しだけ高めです。
参照:Duolingo English Testの公式ウェブサイト
どの英語検定を選べばいいの?
行きたいカレッジ・大学・大学院が採用している英語検定を選ぶのは言わずもがなですが、その上で最終的にどの検定を受けるかは「自分との相性」で選ぶのがおすすめです。
試験会場で受けたほうが集中できるのであればTOEFLやIELTSを会場で受けたほうが高いスコアが取れるかもしれませんし、逆に自宅で受けたほうがリラックスできて実力が出しやすいのであれば自宅受験できるものの方がいいでしょう。また、試験時間も短いほうが集中できるのであれば、Duolingo English Testの1時間という短さが有利になるかもしれません。
さらに試験の条件との相性だけではなく、出題される問題との相性も大事です。
個人によってどういった問題が得意かには違いがありますので、自分が得意な問題が出る傾向の試験を探しましょう。IELTS、TOEFL、Duolingo English Testの各英語検定には練習問題やサンプルなどが用意されているので、何度か練習してみてご自身にあった英語検定を受けるのが高スコアを取るためにはベストだと思います♪
新型コロナウイルスの影響でなかなか簡単に留学ができない今だからこそ、日本からでも留学のために出来る準備を進めていくと後からの準備が楽になるはずです。
もしカナダ留学についてご相談がある場合には、いつでもGO CANADA留学センターまでお問い合わせください。
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