カナダの公立カレッジ

公立カレッジ2

カナダのカレッジは日本での専門学校の位置づけです。カナダの教育水準が高い環境で専門的なスキルを身につけられるので、卒業後の専門分野での就職に強いのが特徴です。公立カレッジはトロント現地の学生が多く在籍し、留学生は完全英語環境の中で、専門知識の習得だけでなく英語力の向上も期待できます。また、卒業後には就学期間に合わせた就労ビザ(Post-Graduation Work Permit)の申請も可能なので、トロントの現地企業で働いてみたい方やキャリアアップを目指す方、将来的にカナダへの移民を考えている方にお勧めです。

公立カレッジ進学のメリット

① カナダ・トロント現地の学生と共に専門分野を学習できる

公立カレッジの学生の大半はカナダ人です。プログラムによっては留学生の割合が比較的高い場合もありますが、基本的には留学生の割合は低く完全英語環境です。現地の学生と肩を並べてカレッジ生活を送ることは、カナダ文化に深く触れることにもつながります。

② 学生ビザでの就労が可能になる

就学期間中は週20時間までの就労が可能。また、学校の休み(Vacation)期間はフルタイムでの就労が可能です。
※語学学校に通学するために承認された学生ビザでは働くことができません。

③ 卒業後の就職率が高い

公立カレッジでは卒業後の就職やキャリア形成に繋がるプログラムを提供しています。それぞれのプログラムはトロントの経済・産業など各業界のニーズを反映させた講義内容となっているため、卒業後は即戦力となるスキルを習得することができます。また、カレッジによってはカナダ現地の企業とのパートナーシップを持っているため、学生は提携先の企業に就職できる場合もあり、就職率が高く安定しています。

④ 移民申請に有利になる

公立カレッジを卒業するとPost-Graduation Work Permitと呼ばれる就労ビザを申請することができます。申請が承認された場合、修了プログラムの期間に応じて8か月から3年間までのカナダ国内での就労が許可されます。カナダの移民システムはポイント制になっており、公立カレッジの学歴とカナダ現地企業での一定以上の職での就労経験がポイントとして認められるため、移民申請を有利に進めることができます。

⑤ 大学より進学要件が低い

カナダの公立カレッジは求められる英語力が現地大学の入学要件よりも低く、学費に関しても大学の半分程度です。カレッジ卒業後は提携大学へ編入できる場合があり、希望者は引き続き大学でプログラムを履修し、最終的に学士や修士などを取得することもできます。大学進学を検討中の方はカレッジとセットで計画してみても良いかもしれません。
※カレッジのプログラムや成績によっては、大学編入が認められないケースもあります。

カレッジ進学までの準備期間

例年、人気のプログラムともなるとプログラムスタートの半年前頃には定員に達し、申し込みが締め切られます。また、入学に必要な英語力の習得やその他出願要件、申込書類を準備する時間等を含めると、少なくとも1年以上前から余裕を持って準備することをお勧めします。

カレッジ入学のための最低要件

  • 18歳以上
  • IELTS Academic 6.0以上、TOEFL iBT 80以上、提携語学学校のPathway(カレッジ進学コース)の修了証のいずれか
  • 高校の卒業証明書、成績証明書(英文)

※英検やTOEICのスコアは認められません。

※必要な英語スコアはプログラムによって若干変わります。
※プログラムによっては、関連する職業での就労経験やポートフォリオ(作品集)、エッセイ(小論文)などの提出を求められます。

入学時期と費用

プログラムの開始時期は、通常1月と9月。プログラムによっては5月入学なども可能です。

費用例(2年制プログラムのケース)
【授業料】約$14,000(約120万円)× 2年間 = $28,000(約240万円)
【医療保険】約$700(約6万円)× 2年間 = $1,400(約12万円)
【雑費】約$2,000(約17万円)× 2年間 = $4,000(約34万円)
【教材費】約$1,200(約10万円)× 2年間 = $2,400(約20万円)

カレッジにかかる費用の予想総額:約$35,800(約304万円)+α(生活費+交通費など)
※カナダドル/円のレートにより変動します。

カレッジ進学のご相談は

カレッジ進学は準備するものが多く、申し込み手続きが煩雑です。カレッジ進学をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。お客様の目標をヒアリングしながら、最適なカレッジとプログラム、必要費用、準備事項、書類等をご案内いたします。