私のカナダ・トロントでのカレッジ体験記②
カレッジ体験記①はこちらから
語学学校でのジェネラルイングリッシュ(一般英語)コースでは入学時にレベル分けのテストがありますが、カレッジや大学進学準備コースであるパスウェイプログラムに入学する場合、学校にもよりますが、中上級以上の英語力が必要です。

私の入学する予定だったカナダの学校はレベル11の中で7以上が必要でしたので、パスウェイの入学試験をオンラインで受けることになりました。
当時、私はパソコンを持っていなかったため、図書館のパソコンから試験をうけることにしたのです。1時間のテスト、図書館のパソコンは制限時間30分( ;∀;)、どうにかなる・・と謎の自信にあふれていた私。
あえなく落ちてしまいました・・・。(´;ω;`)
そもそもの失敗は、カレッジに行こうとしているのに、パソコンを持っていなかったことです。
カナダに限らず、これから留学などで大学・カレッジに行かれる方は、ご自身のパソコンは必ずお持ちになることをお勧めします。日本から持って来てもいいですし、カナダで購入することも可能です。理由は、課題が多く、学校や図書館のパソコンを利用してやるにはどうしても制限ができてしまうからです。
そこで、ジェネラルイングリッシュ(一般英語)からスタートした私。入学時のクラス分けは一番上のクラスで、3週間だけ一般英語を頑張りました。
一般英語コースでは文法、発音、ニュース読解、ディスカッションなどなど。この3週間で、かなりたくさんの友達とも出会えました。
3週間後、パスウェイの試験を今度は筆記で受けて、無事合格しました!(^^♪
金曜日の午後にテスト受けて、月曜日からパスウェイプログラム開始というハードなスケジュール。なんにせよ、パスウェイに入学することができてほんとに良かったです。
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いよいろパスウェイスタート
学校にもよると思いますが、私の通っていた語学学校は、一般英語はパスウェイのクラスと比べると、かなりのんびりしていて、遅刻する生徒もいました。
しかし、パスウェイは全く違いました。まず、10分遅刻したら教室に入れませんでした。また、出席も全体の80パーセントをクリアしてなかった場合、卒業試験を受けさせてもらえません。(どうしても交通機関の事情などで送れる場合は、証明が必要!でした。)
同じ学校なのにここまで違うとは・・・( ;∀;)
パスウェイは、カナダでのカレッジ入学後に必要なアカデミックなスキルを培うため、幅広い文献(医学、科学、宇宙、民族問題などなど)を読んで解釈し、その後レポートを書いたり、プレゼンをしたりと、一般英語とは全く異なりました。
また、専攻とは違う分野もある程度のボキャブラリーや知識を得る必要があるため、事前に勉強が必要でした。課題も多く、しかも課題をやれば終わり、ではなく、そこから発展した質問や議論が容赦なく授業せ行われるため、正直、興味ない分野に関してはかなりきつかったです。。。パスウェイ期間中、私はほとんど引きこもり?というほど学校が終わってから夜までずっとカフェや図書館で勉強してました。
また、一番大変だったのが、毎週金曜日に全員参加しなければならないプレゼンテーション。1人1人、決められたトピックについて15分程度話さなければなりません。私の講師はかなり厳しい(!)と評判の方で、プレゼン内容やプレゼン自体に不満があれば、容赦なく突っ込まれます。1人15分のはずが、1時間程前に立ってやり直しさせられることもありました。
その先生が言われていたことが、カレッジに入った後、カナダで幼少から教育を受けたネイティブの学生達と一緒のカレッジの授業をを受けても恥ずかしくない能力をつけさせたかったとのこと。
私は何度も泣きました。クラスメイトもみんな泣きました。
でも、私が無事、カレッジに入ってからも問題なく授業についていくことができたのは、間違いなくこのパスウェイプログラムとこの先生に出会えたからです。
3ヶ月(12週間)の厳しいコースを終え、いよいよ卒業試験
私の通っていた語学学校は、卒業試験の点数で、行けるカレッジが分かれます。
例えば70パーセントでこの中のカレッジ、75パーセント以上でここから上、という感じです。
私は無事78パーセント取ることができ、希望のカレッジに進むことが決定しました!!
この卒業試験、もちろん落ちる方もいます。希望のカレッジの点数が取れず、何度も受け直す方もいました。2回までは無料で試験を受けられますが、それとは別に残念ながら卒業試験落ちてしまった場合は、1ヶ月延長(もちろん追加で学費がかかります)が必要になります。
学校によっては、パスウェイのクラスが何段階かあってレベルアップテストを受けて、一定期間の授業を受ければ卒業できたりするところもあります。
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パスウェイプログラムをご検討中の方の参考になると幸いです。
次回はいよいよカレッジ入学編について書きます。
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