堂々のクレームNo.1!それがホームステイ
こんにちは、GO CANADA新宿オフィスのYoutuber兼、留学カウンセラーのダイスケです。
何を隠そう、留学中で発生するクレームはダントツでホームステイ関連によるものです。
※留学中の5%前後の方がホームステイのことで弊社に相談に来られます。
ちなみに冒頭の写真はGO CANADAトロントオフィスのメンバーで、爽やか担当のMegumuです。
話を戻しますが、
現地の家庭で現地の家族と生活を共にするホームステイはその国の文化や価値観を直接肌で感じて学ぶ意義深い体験ではありますが、日本の常識、価値観が通用しない海外での生活に「もう嫌!帰りたい!」と感じてしまう留学生さんもいらっしゃるのです。
せっかくの留学。できれば嫌な思いはしたくないものですね。なぜホームステイで嫌な気分になってしまうことがあるのでしょうか。もちろんホストファミリーとの相性もあるかもしれません。食が合わないからかもしれません。エトセトラエトセトラ…
実はこれらのことは、留学先の文化やその地域の国民性などを前もって調べてイメージしておくことで防げることが多々あります。
「郷に入っては郷に従えと」言いますし、たかがホームステイと考えずに、しっかりとした意識で臨むことが大切なのです。
今回はカナダでのホームステイを題材に、実際に留学生から聞いた典型的なクレームを五七五で詠んでみました。留学でホームステイをお考えの方はぜひご参考ください。
クレーム①「ファミリーが 白人じゃない 替えてくれ」
「英語圏=白人」と誤解してしまったパターンです。
実は僕も留学当初はそんな勝手なイメージを持っていました。特に何も考えずに、「カナダのホームステイっていえば白人のホストファミリーでしょ」と思っていたわけです。
今やグローバルな時代、海外からの移民でカナダ国籍を取得されたカナディアンもいるし、白人ではないネイティブもたくさんいます。
ちなみに、ホームステイ先として多いのは比較的面倒見の良いフィリピン系カナディアンの家庭で、彼らはフィリピンからの移民が多く、自国を離れて海外で生活するという辛さも理解しているので、留学生に対する理解もあるという理由で人気があります。
僕のホームステイもフィリピン人のご家庭でした。最初の1か月は異文化に慣れるのに少し苦労しましたが、現地での生活に慣れると余裕が生まれてくるので、相手の文化や考え方を尊重できるようになってきて、最終的に有意義なホームステイ生活を送ることができたと感じました。
※ちなみに肌の色で良し悪しを判断することは人種差別となります。
クレーム②「聞き取れん 英語のなまり 強すぎる」
ホストファミリーの英語にクセがあったりして、きれいな英語に慣れている留学生さんにとっては「ネイティブのホストファミリーが良い!」と思う方もいます。せっかくのカナダ留学。できることならホームステイでもパーフェクトな英語に接したいと思う気持ち、すごくわかります。
ただ、これもやっぱりグローバルな時代、なかなか現実問題そういうわけにもいかないものだったりします。今や英語はネイティブだけのものではないからなんです。
とあるデータによると、英語を話す人の78%がネイティブではないそうです。ということは、訛りがあるファミリーと生活するということは、大多数である非ネイティブの英語に慣れる絶好の機会と言えるんですね。もちろん綺麗な英語を学ぶことは大切。それは語学学校で十分学ぶことができるのでご安心ください。
クレーム③「タイ米が 臭くて食えん それも言えん」
すごくわかる!食文化の違いに慣れが必要な、王道のホームステイあるあるです。
タイ米ってなんであんなに独特なにおいがあるんでしょうか。。僕の場合、これも例によって1か月で慣れたのですが、中にはなかなか慣れないひともいるはず。もちろんタイ米のみならず、日本ではメジャーではない調味料や味付け、食材などが出てきたときには身構えてしまうこともあるでしょう。また、ホストファミリーがベジタリアンやハラル文化の家庭であったりすると、食事内容もそれに即したものになりがちです。
※これらの理由から、初めてのホームステイでは体重が2~3キロ落ちたというケースもちらほら聞きます(僕も痩せました笑)
もちろん自分好みの味付けや料理が出てくるケースもたくさんあるし、またそういった料理をリクエストすることもホームステイの醍醐味。積極的にホストファミリーとのコミュニケーションを楽しみましょう!
※肉・野菜が多い少ない、御飯の量が多い少ないなどあれば、ホストマザーに伝えることである程度リクエストに応えてくれることも多いです。留学生によっては日本から即席めんやお味噌汁の素を持ってくる方もいて、日本食が恋しくなった時に食べることもあります。
アレルギーなどがある場合は事前に伝えておきましょう。
クレーム④「風邪引いた しんどいんだよ 空気読め」
留学生活に慣れてきて、気が緩んだところで体調を崩すというのは実はとても多いんです。目安は渡航後1~3か月後。
元気な時は留学中のちょっとした不安など吹き飛ばせるバイタリティがあっても、体調を崩してしまうと、とたんに心細くなってしまうもの。そんな時はやっぱりホストファミリーにも察してほしいと思うのが人情というものですよね。
ある日「風邪を引いたのにホームステイが全然気遣ってくれない!」という相談をしてくれた留学生の女性の方がいました。僕は彼女に「風邪を引いたことをホストファミリーに伝えましたか?」と尋ねたところ、「いえ、伝えていません」とのこと。
日本では察してくれるようなことでも、海外では言わないとわかりません。空気を読まないんじゃないんです、読めないんです。なので知ってほしい、分かってほしいことがあれば自分からきちんと伝えることが大切。それがコミュニケーションというものなんですね。
空気を読むというのはむしろ日本人のスキルと言っていいかもしれません(笑)
クレーム⑤「服ないよ もっとさせてよ 洗濯を」
日本の場合、洗濯頻度は人それぞれかと思いますが、だいたい週に2~3回くらいではないですか?
実は、カナダでの一般的な洗濯頻度は週一回程度。日本のそれと比べると少ないと感じる方は多いのではないでしょうか。
留学前にどれだけカナダのことをリサーチしたといっても、さすがに一般家庭の洗濯頻度まで調べる方はいないでしょう。結果、日本と同じ感覚で洗濯できるだろうと思って衣類をあまり持ってこないと現地で余分に買うことになってしまいます(僕のことです)
ちなみに、カナダの家庭では洗濯機の他、乾燥機も備え付けていることが一般的です。実は、カナダでは外で乾かすという習慣があまりないんですね。なので乾燥機に入れてはいけない衣類などは、洗濯後に自分の部屋で干すなどの工夫が必要でしょう。
クレーム⑥「連れてけよ どこでもいいから 週末は」
「平日の夜はホストファミリーがたまに外食に連れて行ってくれたり、週末はキャンプに連れて行ってくれたり・・・」そんな妄想を僕もしたものです。正直、ドラマの見過ぎだと反省しました。。。
ホストファミリーは平日、週末と仕事をされている方もいらっしゃいますし、交流の接点があまりない場合もあります。まれに週末にどこかに連れて行ってくれるファミリーもいますが、本当にまれです。さらにホストファミリーの全面的な厚意によるものなので、連れてってくれたらラッキー程度に思っておくのがよさそうです。
平日の放課後や週末には現地の語学学校でできたお友達と予定を立てて出かけるのが一般的な留学風景ですね。
クレーム⑦「シャワーだけ!? 日本人だぞ 俺たちは」
お風呂は好きですか?毎日シャワーだけだとさっぱりできないという方も少なくないのではないでしょうか。「海外ではお風呂は一般的ではないというのは何となく知ってはいるけど~」という方もいらっしゃると思います。そうなんです!お察しのとおりカナダはシャワー文化です(しかもシャワーヘッド取れないタイプ多し)
カナダではお風呂につかるという習慣が一般的ではなく、バスルームに浴槽はあるのですがお湯を溜めることはしません。実はカナダの一般的な家庭はタンクにお湯をためて使うお湯溜め式なので、お湯を使いすぎるとタンクのお湯がなくなって水しか出ないようになります。そういう事情もあってシャワーが一般的なわけなんです。また、同じ理由で、シャワーの使用時間も10~15分前後と制限している家庭も少なくありません。お風呂はしばらく我慢が必要ですね。。
最後に
いかがでしたか?ホームステイの理想と現実のギャップが少しでも埋まったなら幸いです。たかがホームステイと侮らず、日本と違う文化交流を楽しむくらいの気概があると良いですね。
また、本記事で紹介した事例のほかにも様々なケースが起こりえるでしょう。そんな時は一人で抱え込まなくても大丈夫。不満なことがあった時には何でも我慢すべきということではなく、きちんと相手に伝える。直接言いづらい場合にはまず現地エージェントに相談してみるのが大切ですね。
P.S. 「オフィスの家具が一新され綺麗になりました!皆さん遊びに来てください!」 by スタッフ
弊社はカナダ、トロント留学の留学生のサポートをしている現地留学エージェントGO CANADAです。
留学エージェントとは「留学をしたい皆さまへ、留学準備と留学中のサポートを提供する企業のこと」で、弊社は特に、ニューヨークやモントリオールからも近いカナダの大都市トロントの留学のご案内を強みとする利用無料の留学エージェントです。
*カナダの情報をお届け中*
*是非フォローお願いいたします!*
語学留学、ワーホリならGO CANADA