カナダでのワーキングホリデーは、日本からの場合は原則一生に一度のチャンスとなります。
1年間という長期間カナダに滞在して働くことができるワーキングホリデーは、実はとっても貴重な機会です。語学学校に通って英語力を鍛えたり、カナダローカルの職場環境に飛び込んでみたり、カナダ中を旅行してみたり。やりたいことや予算にあわせて、様々な滞在プランを立てることができます。
2022年現時点、日本人は30歳までという年齢制限もあり、ワーホリを使うタイミングを悩まれる方も多いのではないでしょうか。
カナダでのワーキングホリデーを検討している、どんなプランが立てられるのか気になっている、という方のために、目的別のワーホリ活用方法例をご紹介いたします!
みなさんのカナダ留学計画のご参考になれば嬉しいです。
目的別のワーホリ活用法ご紹介
留学の目的は人それぞれ。そのため、カナダでの留学と一言でいっても、目的によってプランも様々に変わってきます。
そんな様々なカナダ留学目的のなかでも次の4つの目的に合わせたワーホリプランの例をご紹介します。
それでは、それぞれの目的別ワーホリ活用法を例として見ていきましょう♪
①
「しっかり英語を学んでからワーホリに挑戦したい」
【おすすめ】語学学校⇒ワーホリ
ご存知の通り、カナダは英語圏です。そのカナダでやりたい仕事に就くには、ある程度の英語力を鍛えたほうが、選択肢が多くなります。英語力は仕事だけでなく生活していくために必要になりますし、英語力が高ければ高いほどローカルな環境での仕事にもチャレンジしやすいです。
ですが現時点で英語力に自信がない、でも早くカナダで生活を始めてみたい、という場合には、ワーキングホリデーを始める前に一度語学学校に通うプランをオススメしています。
ワーホリを開始する(ワーホリのビザに切り替える)前に、学生ビザや観光ビザを利用して先にカナダの語学学校に通う、というプランになります。
ワーキングホリデービザでカナダに滞在する場合は、最大6ヶ月まで語学学校に通うことが許可されています。
ですが、ワーキングホリデーの前に語学学校に通って十分な英語力を身につけることができれば、ワーキングホリデーの1年という期間を最大限活用することもできますよね。
一点注意しなければいけないのは、観光ビザや語学学校に通う場合の学生ビザはカナダで就労できないということ。そのため、留学費用としては、ワーキングホリデーだけで渡航するよりも追加で必要になってきます。
メリット | デメリット |
・ワーホリ前に英語力を伸ばせる ・1年間のワーホリは仕事などに集中 | ・ワーホリを始めるまで仕事ができないため、追加の予算が必要 |
②
「カナダでより長く深い実務経験を積みたい」
【おすすめ】カレッジ(Co-opプログラム)⇒ワーホリ
既にある程度の英語力は持っていて、「英語で何かを学ぶ」「よりローカルなオフィス環境などで働く」「カナダでキャリアを積む」ことを目的に留学する場合もありますよね。
その場合におすすめなプランがカレッジのCo-opプログラムでカナダに渡航してから、プログラムの後にワーキングホリデーに切り替えることです。
カレッジとは、日本でいう専門学校のような学校です。カナダでの大学(University)はより研究や学問という側面が強く、一方で専門学校(College)はよりビジネスにフォーカスした職業訓練を行う場所、という側面が強いです。
そのためカナダでは、高校卒業後に大学ではなく、将来就きたい職業などにあわせてカレッジへの進学を選ぶ方も少なくはありません。
そのなかでもCo-0pプログラムとは、学校内の講義の受講に加えて学外の企業でインターン経験を積むことを卒業要件としているプログラムです。座学の知識だけでなく現地企業での実践的な就労経験を積みたいという方に人気のプログラムになります。
このコーププログラムの後にワーキングホリデーを開始することで、カナダでの実務経験をアドバンテージにワーホリ中の仕事を探すことができますし、コープで見つけたインターン先でワーホリ中も働き続け、さらに経験を得ることができた方もいます。また、カレッジにフルタイムの学生として進学する場合には、カレッジでの就学期間中も週20時間までアルバイトが可能です。
カナダでより深く長い仕事の経験を得たい方、キャリアに活かせるような経験を得られる可能性を高めたい方。そういった方々には一度検討していただきたいプランですが、一つデメリットを上げるとすれば費用。カレッジの学費分の費用などを、カナダ渡航前から用意しておく必要があります。
メリット | デメリット |
・ワーホリ前にカナダで実務経験獲得 ・カレッジ通学中もアルバイトが可能 | ・カレッジの学費分の費用追加 |
③
「英語を鍛えつつ資金を貯めてカレッジを目指したい」
【おすすめ】ワーホリ⇒カレッジ
カナダのカレッジには公立カレッジと私立カレッジがありますが、どちらも入学には英語力の条件があります。英語を学ぶ語学学校とは異なり、英語で専門科目を学ぶカレッジならではですね。
また、カレッジは期間が半年~2年など、プログラムによって決まっており比較的長めです。ということはその分授業料の予算も高くはなります。ちなみに学費の目安は、公立カレッジで1年間150万円、私立カレッジだと1年間100万円ほどです。
弊社GO CANADA留学センターを利用することで割引を適用できることもありますが、それでもそれなりにまとまった金額が必要になります。
今現時点で予算や英語力が不安、でも早くカナダに渡航して、カナダで進学準備をしたい!という場合は、先にワーホリで英語力を鍛えながらお金を貯めて、その後カレッジ進学という選択肢を取ることも可能です。
ここ、トロントの現在の最低賃金は15ドル/1時間。週40時間働くとすると、1ヶ月(4週間)で2400ドルを稼ぐことができます。レストランのサーバーであればチップ(サービス料)も追加になるので、多ければ1ヶ月に3000ドル、日本で27万円ほどの収入を得ることもできます。
どんな生活をカナダで送りたいかにもよりますが、しっかり節約をすればそこそこの貯金することも可能です。そうすることで、カレッジ進学費用の足しにすることもできるのです。
ただ、カレッジに進学するには学生ビザの取得が必須。カナダに滞在し続けたいのであれば、ワーキングホリデーのビザが切れる前に申請を完了させる必要があります。
また、カレッジの入学時期は語学学校ほどフレキシブルではなく、多くても1月ごと、公立カレッジのプログラムなどでは年に1回の入学時期のこともあります。そのため、事前にしっかり計画してワーキングホリデーの切れる時期と入学時期を考えておくことがこの活用法では大切です。
メリット | デメリット |
・ワーホリで進学資金を貯められる ・英語力をワーホリ中に鍛えられる | ・入学時期に合わせた事前計画が必要 |
④
「とにかく予算を抑えて渡航したい」
【おすすめ】ワーホリ(+語学学校)
最後にご紹介したいのは一番シンプルな、ワーキングホリデーだけで渡航するプラン。
働くことができない観光ビザ・語学学校学生ビザでの渡航や、時間がワーホリの半分以下になるカレッジ学生も、一番ネックになるのは予算ですよね。良くも悪くも長くカナダに滞在できる分、滞在費もプラスでかかります。
なるべく早くカナダに渡航したい!でも予算を抑えたい!という方は、ワーキングホリデーだけで渡航する、というプランをとることもできます。
ワーキングホリデーのビザは、厳密にいうとOpen Work Permitと呼ばれるものの一つで、雇用先が決まっていない(雇用先がスポンサーにならない)場合でもカナダで働ける資格を得られるビザです。そのため、必要な役所での手続きが終わり仕事が見つかれば、渡航後すぐに働き始めることができます。
また、英語力に自信がない場合は、ワーホリ中にも語学学校に通うことができます。語学学校に通うことは英語力の向上だけでなく、仕事探しのためのコネクションつくりにも役立つのです。実際に、語学学校でできた友人や時には先生から仕事を紹介してもらえた、という方もいらっしゃいます。
ただ、学校に通いつつ仕事探しをすることは時にはハードなことも。また、ワーホリの期間は最大で1年間ですので、それ以上の働きながらの滞在は、カレッジ進学などをしない場合は難しくなります。また、現実問題渡航してすぐに仕事を見つけるのは簡単なことではないため、それなりの費用の準備などは必要です。
メリット | デメリット |
・渡航後すぐに働けるビザ ・ワーホリ中も語学学校に通える | ・1年間以上の滞在は他のビザが必要 |
ワーホリ活用の可能性は無限大
今回ご紹介した4つは、あくまでカナダでのワーキングホリデー活用の例のうちのメジャーなものです。これらのワーホリプラン以外にも、皆さんの目的や予算、生活スタイルなどにあわせて、今回の中からさらに組み合わせたり、別のプランを立てることもできると思います。
大切なのは目的を持ち、その目的に合ったプランを作ることです。ワーホリの目的は、キャリアでも、観光でも、永住でも、ご自身がやりたいことであればなんでもOK。どんな目的であっても、それを意識するかしないかでは、留学の満足度が大きく異なってきますよ。
目的に合ったカナダ留学・ワーキングホリデープランを立てたい方や、自分の留学目的を一緒に探していきたい方は、GO CANADA留学センターのお問い合わせページからいつでもご連絡ください。
相談は無料!皆さんの希望にあわせて、カウンセリングをいたします♪
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